第31回下北沢演劇祭開催のお知らせ

2020年12月21日

 1990年、「演劇の街」と呼ばれるほど多くの劇場があり、演劇人や演劇ファンが集まる下北沢に誕生したのが「下北沢演劇祭」です。以後、毎年2月に開催し、今回で31回目を迎えます。劇場が隣接するその地域的特徴を活かし、様々な劇場で多種多様な演目を上演します。より広く、そしてより身近に演劇文化の魅力をお届けします。

 一貫してテーマは「地域に根ざした手作りの演劇祭」。そのテーマに基づき第4回から継続してきた一般公募企画は、参加者と観客の皆様の安全を第一に考え、実施を見送ることになりました。年々応募者が増え、例年の楽しみのひとつとして捉えて頂いている企画故に、あらゆる方法を模索しましたが、実施しないことが何よりの策という結論に至りました。不安要素が消え、誰もが安心して楽しめる日々が戻ってきた折には、より充実した内容でお届けいたします。

 第30回は2020年2月。開幕時と終幕時では情勢は変化していました。世界中が先の見えない未来を抱えている中、芸術文化、中でも演劇を必要としている人がどれほどいるでしょうか。山口洋佑さんが描いたこのプログラムのイラストのように、不安定ながらも支え合い、バランスを保ちながら積み上げた先に生まれる作品が、誰かの目に心に留まることを切に願います。総合舞台芸術としての“演劇”を下北沢は発信し続けます。

 18団体が1ヶ月にわたり、毎日どこかしらの劇場で上演を行います。手頃な狭さでいて、いくつも劇場を有する下北沢ならではの魅力です。参加するすべての劇場に於いて、安心安全な環境づくりに努めますので、ぜひお気軽に下北沢へお越しいただき、演劇文化を体感してください。

第31回下北沢演劇祭実行委員会